shokichi48~風呂ブログ~

銭湯・温泉好きのブログ

風呂好き必見、1冊の本から学ぶ!最高の入浴法!

どうも!shokichiです('ω')

 

今回は、この1冊【最高の入浴法】を紹介させていただきます!

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 『結局、最高の健康法は入浴だった』

風呂好きの私には、ときめく一言でした!元々は違うカテゴリーの本を買いに本屋さんに行ったのですが、気づけば手に持ちレジに向かっていました(笑)

 

このような方におすすめの本となっています!

 

お風呂が好き

健康効果が知りたい

最近寝つきが悪い、眠りが浅くて困ってる

疲れを癒す入浴法を知りたい

健康美肌を維持したい

 

 お風呂先進国である日本で生きるなら、知って損無しの情報ですので、分かりやすく紹介していきます!

目次

 著者について

早坂信哉(はやさかしんや)さん

温泉療法専門医、博士(医学)

東京都市大学人間科学部教授

(一財)日本健康開発財団温泉医科学研究所所長・(一社)日本銭湯文化協会理事・日本入浴協会理事と凄い肩書きのある人で、メディア出演も多数されている生活習慣として入浴を医学的に研究する第一人者。

 

他の著書

『たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法』

『入浴検定公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』

 

入浴の7大健康作用とは

①温熱作用

入浴の健康効果代表が、この温熱作用です。

体が温まると血管が広がって血流が増えるます。血液には、酸素や栄養素・ホルモン・免疫物質などの私たちにとって「大事なもの」運び、さらに二酸化炭素や疲労物質・疲労物質などの「要らないもの」を回収する働きがあります。

隅々の細胞まで血液が行き渡ることで、新陳代謝が活発になるので体がリフレッシュ!

 

また、神経痛などの慢性的な痛みを改善する効果や、肩こりといった筋肉が必要以上に収縮している状態をほぐす効果があります!

 

②静水圧作用

お風呂に浸かっていると水圧がかかります。

 お湯の水圧によって全身をマッサージされたような状態になり、血流や生理に影響を与えます。これを静水圧作用と言います。

むくみ解消!血流改善効果もありますので長時間の立ち仕事後などに効果的!

 

③浮力作用

お風呂に浸かると体重が10分の1程度になるのですが、これを浮力作用といいます。

この浮力作用によって、関節や筋肉の緊張が緩和されてリラックス状態に!

 

足が不自由な方や陸上では歩くことがしんどい方でも、水中で浮力作用を生かし自由に歩けるようになります。歩けることで自信や精神的にリラックスする効果があるので、リハビリでも活用されています。

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④清浄作用

日頃お風呂に入る第1の目的だと思いますが、体についた有害な物質や微生物や不要な皮脂などを除去します。

お風呂に浸かることで、毛穴が開き汚れや皮脂を流れ出させる効果があるので、シャワーだけではなくお風呂に浸かることをおすすめします!

 

⑤蒸気、香り作用

鼻やのどの粘膜は乾燥することで免疫力が低下します。

お風呂に浸かると蒸気で湿り気を与える事が出来るので健康に効果的!

 

ヨーロッパなどの温泉療養所では、湯気を吸うことを治療とするとこもあります。

4秒かけて鼻から吸い込み、8秒かけて口から吐き出すことで、体内に温泉成分を取り入れれるので、温泉効果が上がると聞いたことがあります!

 

また、洗面器にお湯を張り、好きな香りのアロマオイルなどを垂らせば浴槽内に香りが充満します。この癒しは自律神経の調整に役立ちます!

 

⑥粘性、抵抗性作用

水中では重力以外の負荷は陸上の3~4倍かかります。 

この作用を生かし、ゆっくりとした運動やストレッチなどでも筋肉に刺激を与えるので、手軽に運動療法的効果を得ることも出来ます!

 

⑦解放、密室作用

 お風呂に入る=裸になるということになります。

これは『非日常的』な空間となり、お風呂に浸かる時間は心と体が開放的になる究極のリラックス空間なのです!

 

また、『裸の付き合い』と言う言葉もある日本ですから、家族や夫婦間の入浴コミュニケーションが大事と考えている人が多いと書いています!

 

 上記7つを見ても、入浴から得られるメリットは大きいですね。

 

仕事で忙しい、一人暮らしでお風呂入れるのがもったいない!などで毎日入浴出来ない人もいるでしょう。

そのような人は足湯だけでも、血流が良くなり体に溜まった疲労物質の排出を促すので疲労回復に効果的!ですので取り入れるようにしてみて下さい!

足湯は少し熱めの43度で、炭酸系の入浴剤を入れるとより効果的 です!

 

著者おすすめの温冷浴

何年も前から人気がある温冷浴!

自律神経を整える・疲労回復や筋肉痛の緩和などに温冷浴は効果的と言われています。

 

著者がおすすめする温冷浴法とは

40度のお風呂に3分間肩まで浸かる→30度程のぬるま湯を手足先にシャワーで30秒ほどかける!

 

「30度で冷浴になるん?」と思う人もいるでしょう。

10度の差でも十分に交感神経への刺激になります!

 

40度のお風呂で副交感神経を優位にして、30度のぬるま湯で交感神経を刺激する!

これを3セット行うことで自律神経を整え、疲労回復等に効果が出ます!

 

自宅でも出来るので、皆さんにもこの温冷浴をおすすめさせて頂きます!

 

疲れを癒すの入浴法

・疲労感

最も重要なことは『湯船に浸かる』ことです!

 

①温度は40度

②全身浴でしっかり肩まで浸かる

③浸かる時間は10~15分

④お気に入りの入浴剤でリラックス

 血流アップ&疲労物質除去効果がある

「硫酸ナトリウム」がおすすめ!

 もしくは「炭酸系」がおすすめ!

⑤出た後は、体を冷まさないように

 

この5つの事を守って入浴するだけで疲労感軽減効果が期待出来ます!

 

・不眠症

①睡眠の質を高めるのに大事なことは、自律神経を副交感神経に切り替えること!

40度のお風呂に10~15分浸かる。

 

②お風呂は、就寝の1~2時間前に

人間は体温が高いままでは安眠出来ず、眠りの質が低い睡眠状態が続いてしまいます。

入浴後、約1時間半程度で急速に体温が下がります。このタイミングにお布団に入ると良い睡眠がとれます!

 

③夕食から就寝までは2時間あける

 眠る時に食べ物が消化管に残っていると、質の高い睡眠になりません。

また、糖質を含む食事をすると、脳にエネルギーが送られるので、人間の体は興奮状態になってしまいます。

 

(例)①~③をふまえて23時に就寝する時は!

20時までに夕食を終える

→1時間程度の休憩を設ける(体内の消化)

→21時頃に40度のお風呂に10分~15分浸かる(副交感神経を優位に)

→23時にお布団に入る

 

スケジュール化すると、ストレスになると思うので、あくまでも参考程度に!

 

・目の疲れ

目疲れの原因は、目の周囲の血流が滞ることです。

 

38~40度のぬるめのお風呂に15分ほどゆっくり浸かり、蒸しタオルなどを目に当てて周囲をマッサージするか、42度の熱めのシャワーを目の周囲に当てることで目の疲れをとる効果があります!

※シャワーを目の周囲に当てる際は、しっかり目を閉じて下さい。

 

また自宅の浴室だけでも、目に優しいオレンジ色の電気に変えるのも良いみたいです!

 

・肩こり、首こり、腰痛

肩・首こりに大事なことは首までお湯に浸かって温めることです!

40度のお湯に10分がベストで、肩や首をゆっくり回し緊張をほぐすことが大切!

 

腰痛には、浮力作用で腰への負担が劇的に減り、症状が改善することが多いです!

40度お湯に15分ほどリラックスして入ってください。

筋肉の緊張からきてる痛みなら、より一層大きな効果が見込めます!

※ぎっくり腰など急性の腰痛の場合は、医師の診断を受けるまで入浴は控えて下さい。

 

・精神面の疲労、ストレス

 入浴によるストレスの緩和効果は、医学的に認められています!

 

「イライラ・あせり」のパターンは、交感神経が優位になっている状態です。

40度のお湯に20分程、長めに浸かって副交感神経を優位にする!

 

「何もやる気が出ない」のパターンでは、先ほどの逆で交感神経を刺激してあげる必要があります。

42度のお湯に5分浸かり、交感神経のスイッチを入れる!

 

健康美肌をつくる

入浴スキンケア6か条

①42度以上のお湯に入らない

熱いお湯は、肌からうるおいを奪ってしまいます。

38度と42度のお湯での入浴後、風呂上りの60分経過したところでは、42度の方が角質の水分量が少ないという調査結果が出ています!

また、42度以上の熱湯では炎症やかゆみの原因となる「ヒスタミン」ができやすくなるので、かくことで肌を傷つけることにもつながります。

 

②湯上り後のスキンケアは10分以内に

お風呂から出て10分後までは、入浴前より皮膚水分量が多い結果が出ています。

しかし、30分経過後は入浴前より減ってしまっているのです。

皮膚の水分量が多い時に保湿ケアをするべきと言われているので、入浴後10分以内にスキンケアしましょう!

 

 ③15分以上長湯しない&1日に何度も入らない

天然保湿成分のセラミドは、お湯に浸かることで流出します。長湯や1日数回の入浴をすると、セラミドを必要以上に失ってしまい乾燥肌になる可能性があります。

 

④石鹸・ボディソープは2~3日に1回

石鹸やボディソープには「界面活性剤」という物質を含んでいます。

使い過ぎに注意しないと、肌にうるおいをもたらす皮脂やセラミドまで洗い流してしますので、頭部・顔・陰部・背中の上部・足の指の間や脇の下などは毎日でも構いませんが、それ以外は2~3日に1度、泡立てて優しく洗う程度でOK!

 

⑤タオルやスポンジでゴシゴシ洗わない

皮膚の一番表面は角質層と言われるラップ1枚分という薄い層です。

それを力強くゴシゴシ洗うと、無理に角質層をはがしてしまうことになります。

 

⑥半身浴ではなく全身浴

 お風呂の温熱効果&静水圧作用で血流がアップすれば、皮膚に十分な栄養素や酸素が届き、新しい細胞がどんどん作られ新陳代謝(ターンオーバー)が促されるのです!

※ターンオーバーとは、表皮層での細胞の生まれ変わりのこと。

 

 将来の為にも

14000人弱の高齢者を対象に調査したところ、毎日の入浴することで3年後に要介護になるリスクが29%も減少するといった結果も出ているんですよ!

仕事を頑張ってきてやっと定年を迎え、年金と貯蓄で第2の人生を迎えたとて、寝たきりになったりすると人生の楽しみも少なくなるはずです。

 

そして毎日お風呂に入っている人と、入らないシャワーだけの人と比べると、毎日お風呂に浸かっている人の方が、幸福と感じる人が10%も多いという結果も出ています。

 

現在の疲労回復やストレス低減の為、将来の健康の為、お風呂の時間を大切にしてほしいと思います!

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最期に

CMで「良い週末は金曜日のお風呂から」と聞いたことがある人も多いと思います。

著者も「元気はお風呂で作られる」と言っています。

 

もちろん仕事は大切ですが、遊びや趣味に全力を出せないのは、死ぬときに後悔する人生になってしまうと私は思います。

 

お風呂先進国の日本で産まれたからには、まずは足湯からでもいいので、少しでも知識を得て、今の自分に合った入浴スタイルを見つけてご自愛ください!

 

1日でも長く楽しい人生を送れるように!

 

そしてお風呂好きが増えることを願ってます(^^)/

 

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