※2022年2月15日閉業
どうも!shokichiです('ω')
今回は奈良市三条町にある【敷島温泉】を
紹介させていただきます!
住所:奈良県奈良市三条町554
営業時間:15時00分~23時00分
定休日:毎週月曜日
駐車場:5台
電話番号:074-222-5243
料金:
JR大和路線『奈良駅』から徒歩4分程の位置にあり、西国三十三箇所の1つ興福寺南円堂や有名な奈良公園に東大寺も徒歩で20分程と観光帰りに浸かる銭湯としてもおすすめです。
駐車場
敷島温泉前に5台停めれるスペースがありますので、車でお越しの際も安心です。
敷島温泉の表示がありますので、そちらに駐車して下さい。
暖簾をくぐると靴ロッカーがあり、左側が女湯で右側が男湯になっていました。
そしてタオル貸出無料の張り紙が!敷島温泉の優しさを感じます。
脱衣所に入ると番台が向い合せ方向に設置されています。
そこには優しい店主のお父さんが座っており、受付をしてくれました。
スーパー銭湯などと比べると決して広くはありませんが、キレイに保たれている脱衣所で、昔からある町の銭湯といった感じが今もなお残っていて、親しみが湧きます。
冷蔵庫にはビールなどのお酒に瓶の牛乳、オロナミンCなどの飲み物が用意されており、長椅子にマッサージ機も2台ありますので、お風呂上がりのひとときもバッチリです。
お風呂
バイタル温泉(深風呂42度)
超音波風呂(42度)
電気風呂(42度)
季節風呂(40度)
スチームサウナ
白いタイル壁にアーチ型の白い天井に天窓が開いており、麦飯石を使用したバイタル温泉を始め、超音波風呂、電気風呂、季節風呂と気持ち良く浸かれるお風呂が揃っています。
スチームサウナの上にはドイツの観光名所の1つである「ホーエンシュヴァンガウ城」のような雰囲気のモザイクタイル絵も存在感があって素敵です。
近場の常連さんもそうですが、観光で近くのビジネスホテル等に泊まりに来た方もよく訪れていたそうです。
普段、銭湯に行かない人も旅行や観光を通じて銭湯に行くことで、旅の1ページとして心に残り、「やっぱり銭湯って良いなぁ」と思える良い機会になっていることでしょう。
そんなええ銭湯の敷島温泉なのですが…
お湯を沸かすタンクに穴が空いて修理が出来ず、新品に替えるにも高額な金額がかかるということで、2022年2月15日に閉業するということになりました。
故障が分かった時に閉業が浮かんだのですが、回数券を買っているお客さんの為に2月15日までの営業を続けているそうです。
1940年(昭和15年)に創業し、おじいちゃんの代から82年間営業してきた敷島温泉。
初めてきた銭湯ですが、銭湯の灯が消えるのは寂しいものです。
「3代目でよく会社が潰れると言うけど、本間に3代目で潰れてしまったわ」と笑いながら話す店主のお父さん。
お茶目と言いますか、関西人ならではの何事も笑いに変えるという明るさが出ています。
その後も今までのお客さんの話、銭湯を運営するにあたっての話、後継者の話、コロナ禍でお客さんが減った話など色々聞かせていただきました。
こんなに銭湯経営者と話をする機会が無かったので、私にはとても貴重な時間でした。
いつか叶うなら銭湯を経営したい気持ちがあるshokichiです!
閉店後に浴室を眺める店主のお父さんの背中に、多くのお客さんを癒すお湯を沸かし続け、色々な歴史を刻んできたであろう敷島温泉を愛してる気持ちが伝わります。
私自身、何も知らずに普通にお風呂を楽しみに来たのですが、閉業する前に入れたのがとても嬉しく思います。
銭湯も人と同じく2度無くなります。
1度目は閉業した時、2度目は思い出や記憶から無くなり忘れられた時。
たまたま閉業前に訪れた敷島温泉。それを『たまたま』と考えるか、銭湯好きの『運命』と考えるか。この日の事は、この先の僕の人生の何かに繋がる気がしています。
なので私は死ぬまで敷島温泉のことは忘れません!
そして1人でも多くの人に覚えておいて欲しいという思いから、前半は通常営業しているように書かせていただきました。
最後に大黒天様に乾杯して帰ります。
本当に今までありが湯ございました。